クッキー泥棒対策
今回、ハッカー (クラッカー) について色々と調査し、特に「クッキー泥棒」に対応するためにはどうすれば良いのか・・・??
前項にもいくつか紹介していますが、私が調べた種々の対応策の詳細についてをご紹介いたします。(2013.02.02追記)
但し、これらの対策案は、進化するクラッカーのスキルに対して100%有効であることを保障できないことに十分ご留意願いますね(^o^)丿。
あくまで、「何もしないよりは、しておいた方がベター」「何も知らないよりは、多少知っておいたほうがベター」程度とご理解願います。
対策案1 「ネオペットで遊び終われば"ログアウト"する｣
クッキー泥棒は、皆さんのパソコン内に保存されているネオペットのログインクッキーを盗み出します。
→ ログインクッキーについては、下記「対策案2」に詳細をご説明しておりますので、ご参照願いますね。
でも・・・"ログアウト"すれば、このログインクッキーは削除されます。
インターネットエクスプローラ9 (IE9) とファイアフォックス18 (Firefox18) で確認しておりますが、おそらく殆どのブラウザやバージョンでも同じと思われます。
ログアウトすればログインクッキーが削除されるわけですから、その後にクッキー泥棒に盗まれる心配は少なくなります。
ですので、ネオペで遊び終われば、最後に必ず"ログアウト"する習慣をつけましょう。
但し、ネオペットで遊んでいる間は、この｢ログインクッキー｣はあなたのパソコン内に保存されています。
ですので、ログアウトするまでは、決して怪しいサイトへは行かないように気をつけましょうね。
また、ログアウトすると、次回にネオペットサイトを訪ねると"ログイン" (アカウントとパスワードを入力) しなくてはなりません。
これを面倒と感じられるかも知れません・・・が、安全に遊ぶためと考えて是非実行していただきたいと思います。
毎回ログインしていれば、自分のアカウント名やパスワードを忘れにくくなりますよ(^o^)丿。
対策案2 「安全なブラウザであるFirefoxに変更する。」
ファイアフォックス (Firefox) は、現在あるブラウザの中で最も安全で信頼性が高いとされています。
インストールするのにかかる時間は、わずか5分程度です。
Firefoxは、常に最新のセキュリティに対応し、また、悪意のあるサイトに対して種々の設定が可能です。
特に、クッキーの保存方法やスクリプトの無効化などの設定は、クッキー泥棒に対してリスクを大幅に低減する可能性があります。
細かな設定方法はブラウザのヘルプをご覧願いますね。
但し、設定を厳しくすることにより、他のネットサーフィンに支障が出る場合もありますので、下記「対策案3」を試みるのも一策です。
対策案3 「既定のブラウザ以外に、Firefoxをネオペット専用ブラウザとして遊ぶ。」
私は既定のブラウザをインターネットエクスプローラ (IE9) にしています。
よって、通常のネットサーフィンは、クッキーを保存する設定をしているIE9で楽しんでおります。
しかし、ネオペットに関するクッキーを保存しておくと、ネットサーフィン時に盗まれる可能性があります。
そこで、ネオペットで遊ぶ時のみ、IE9よりも安全性が高いとされているファイアフォックス (Firefox) を利用しています。
Firefoxのオプション設定では、ブラウザを閉じた際にクッキーを全て削除するようにしています。
この設定により、ネオペットで遊び終えれば自分のパソコン内にネオペットのクッキーが残らないので、万が一にも盗まれる心配が要りません。
よって、念のため、ネオペットで遊んでいる間(この間はネオペットのクッキーが保存されています)はIE9を使用しません。
また、IE9を使用する際は、Firefoxは閉じております。
これで・・・多少リスクは下がるでしょうか・・・??
では、詳細にご説明致しますね。
↓ ↓ ↓
ネオペットのパスワードを手に入れるために、泥棒はネオペットログインクッキーを盗むとお話しました。
では、そのクッキーとはパソコンのどこに保存されているのでしょうか。
下図は、今私がネオペット用に使用しているブラウザであるファイアフォックス (Firefox) で、ネオペットで遊んでいる時にのみプログラム内に保存されるログインクッキーです。
「neologin」という名のクッキーがありますね (まさにそのままのネーミングがされたクッキーですっす(゜o゜))。
その下に示される内容を見ると、
私のアカウント名と暗号化されたパスワードの文字列が表示されていますね。
(ご注意!! この画像に示されるパスワードの文字列は、当然のことながら分からないように目隠し&変更されています(^o^)丿)
犯人はこのクッキーを盗むのです。
これさえ手に入れば、いとも簡単に他人のアカウントにログインしてハッキングすることができますね・・・。
では、私はどのように対策したかと申しますと・・・
私は通常のインターネットは、インターネットエクスプローラ (IE9) を使用しております。
IE9の設定では、クッキーを保存するように設定しております。
何故なら、クッキーは色々なサイトを訪問・利用する上で、とても便利な仕組みであるからです。
以下に、マイクロソフトの解説を示します。
cookie とは、初めてアクセスした Web サイトからコンピューターのハード ディスク ドライブ上に配布される小さいファイルです。
cookie は個々のユーザーを識別する ID と考えることができます。その役割は、ユーザーがそのサイトに戻ったときに、サイトに通知することです。個人データが含まれる場合には、cookie
が悪用される可能性がありますが、cookie 自体には悪意はありません。
Microsoft をはじめとする多数の Web サイトでは cookie が使用されています。cookie はユーザーが何回そのサイトにアクセスしたかを示し、そのユーザーは、興味のある情報を知ることができます。この方法で、ユーザーに合ったコンテンツを提供し、ユーザーが好まないコンテンツを表示しないようにできます。 cookie
はユーザー作業の効率化を支援しています。オンライン ストアの仮想ショッピング カートに商品を追加して、数日後に戻って来てもまだカートの中に商品が残っていることに気付いたことはありますか?
これが cookie の機能の例です。
cookie により、ユーザーの環境設定とユーザー名を保存し、商品やサービスを登録し、ページをカスタマイズすることが可能になります。
ですから、通常使用するブラウザの設定で、クッキーを受け入れない、もしくはブラウザを閉じた時にすべてのクッキーを削除するようにしてしまうと、再度そのサイトを訪問した際の利便性が全くなくなってしまいます。
でも、ネオペットのログインクッキーは、何かの拍子に盗み取られる可能性がありますので、自分のパソコンには残したくはありません。
そこで、ネオペットで遊ぶ時のみブラウザをFirefoxにして遊んでいます。
一般には、脆弱性が指摘されるIEよりも、FirefoxやChromeの方が安全性が高いといわれています (ご自信で検索サイトなどでご確認願いますね)。
さらに、Firefoxの設定を｢ブラウザ終了時にクッキーを全て削除｣するようにしています。
ここでは、Firefoxでの設定の仕方を説明します。
「オプション」→｢プライバシー｣と進むと、下図が表示されます。
履歴のところで｢記憶させる履歴を詳細設定する｣を選びます。
ここで、｢サイトから送られてきたCookieを保存する｣にチェックを入れておかないと、ネオペのサイトを切り替えるたびにログインせねばなりませんので、ご注意願いますね。
「Firefoxの終了時に履歴を消去する｣にチェックを入れ、右の｢設定｣ボタンをクリックすると、下図が表示されます。
全ての項目にチェックを入れて「OK」をクリックして完了です。
おそらく、履歴のところで「履歴を一切記憶させない」でも同様の効果となるものと考えますが、詳しくはブラウザのヘルプをご覧願いますね。。
この設定でお気づきの方がおられるかもしれませんが、Firefoxでネオペットを遊んでいる間はネオペットのクッキーが保存されています。
Firefoxブラウザを全て閉じた時に、クッキーが全て消去されます。
勿論、他のブラウザのクッキーは消去されません。
ですので、Firefoxはネオペット専用とし、Firefoxで他のサイトを訪ねることも行いません。
また、ネオペットで遊んでいるときは、IE9を立ち上げてネットサーフィンしません (しても大丈夫なような気がするのですが・・・)。
この設定が終われば、次に既定のブラウザに保存されているネオペットログインクッキー (neologin) を探し出して、削除しておきます。
その後、決して既定のブラウザからネオペットにログインしないように気をつけ、もしログインしたら必ずログインクッキーを削除しておきましょうね。
クッキーの保存されている場所や設定方法はブラウザにより異なりますので、検索サイトなどを利用してご自身でお調べ願います。
このような対処法が正しいのか正直わからないのですが、少なくともクッキー泥棒に対するリスクを下げられるのでは・・・と考えています。
この設定による効果・・・まとめ
[デメリット]
・ネオペットに毎回ログイン (アカウント名とパスワードを入力) する必要があり、面倒(^_^;)。
・ネオペットで遊んでいる時は、ネットサーフィンを楽しめない (ブラウザを変えることによるクッキー泥棒に対するリスク低減効果は不明です(^_^;))。
[メリット]
・ネオペットサイトのクッキーが遊んでいる時以外はパソコンに存在しないので、クッキーを盗まれるリスクが低減できる(^o^)丿。
・ネオペットに毎回ログインせねばならないので、アカウント名とパスワードを忘れる心配がない(^o^)丿。 (2012.01.04追記)
対策案4 「クッキーの保存場所を変更しておく。」
クッキー泥棒は種々の手段を講じて、あなたのパソコンに保存されている「ネオペットログインクッキー｣を盗み出そうとします。
このクッキー泥棒は、ネオペットプレーヤーとは限りません。
たまたま盗み出したクッキーを調べていたら、ネオペットのログインクッキーであり、愉快犯はハッキングを試みる・・・というケースもあるでしょう。
あやしいサイトを訪ねた時に、スクリプトを悪用するのか、スパイウェアを送り込むのか・・・手段は不明ですが、クッキーの保存場所を規定のフォルダーから変更しておくことは、リスクを低減できる可能性があります。
変更の仕方は、各ブラウザのヘルプを見るか、検索サイトで調べて下さいね。
対策案5 「Firefoxのオプション設定で、スクリプトを無効にする。」
TDN (The Dairy Neopets)では、Firefoxでスクリプトを無効にすることを推奨しています。
私はこの設定を試みたことはありませんが、念を入れるにはご検討願いますね。
